プレハブ住宅は、現場作業で組み立てられる在来木造とは異なり、その多くが工場で製作された部品によってつくられる。現在では、年間で万のオーダーの戸数の住宅を生産し、供給する企業が数社は存在するなど、プレハブ住宅メーカーは住宅産業を牽引している。 本書は、産業の創成期である1960年前後から1970年代にかけて、技術者としてプレハブ住宅の開発にかかわった、8社16人の聞き書きに基づくオーラルヒストリーである。 2015年日本建築学会著作賞/2015年日本都市住宅学会賞著作賞