ウレタンフォームやポリスチレンフォーム等の発泡系断熱材は、発泡剤としてフロンガスを使用してきました(現在はノンフロンに移行)。これらの断熱材は断熱性能に優れており、多くの建築物や機器類に使用されていることから、そこでストックされているフロンガスによるオゾン層破壊や地球温暖化が危惧されています。
ここでは、断熱材の使用実態を調査し、一方で試験等により求められた経年変化による断熱材中のフロン残存量を用いることで、全国の建物や機器中の断熱材に含まれるフロンの残存総量の推計を行いました。(O)
(発注者:財団法人建材試験センター)
(実施年:2001年~2005年)