既存住宅の改善要求の高まりに対応して、リフォーム需要などの増加が予想されています。こうした住宅再生市場では、新築住宅市場よりもきめ細やかなカスタマイゼーションが求められ、工事業者は多様な建材の小口・当用買いが必要になります。そのため、今後の建材流通には、これまでのような卸問屋から販売店を経て工務店に至る従来の建材流通チャネルとは異なった姿が要求されます。
ここでは、今後の新たな流通システムとして、ホームセンター型建材流通の将来性について検討しました。具体的には、国内ホームセンターの市場分散化や店舗特性の分析、DIYerへのインタビュー調査、海外ホームセンターの事例調査などを行っています。なお、この調査分析は東京大学・工学院大学・首都大学東京の研究室と共同で行ったものです。
(発注者:財団法人トステム建材産業振興財団)
(実施年:2006年~2008年)